足利学校の創建については様々な説があります。奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁説、鎌倉時代の足利義兼説。しかし、どれが正しい説であるかは現在も解明されていません。

足利学校の歴史が明らかになるのは室町時代中期です。上杉憲実が関東管領になると学校を整備し、書籍の寄進や庠主(校長)を招き入れ、学生の養成をしました。16世紀の初頭には生徒は三千人を数え、フランシスコ・ザビエルによって海外にも紹介されました。

現在の姿は落雷により消失してしまった江戸時代の姿を復元したもので、当時の学徒がどのようなところで勉強していたのかを、皆さんが見学できるように一般開放しております。

史跡足利学校からのお知らせ

『令和7年度足利学校アカデミー開催のお知らせ』

室町時代、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルが「坂東のアカデミア」として、ヨーロッパへと伝えた日本最古の学校ー史跡足利学校。

生涯学習の時代、教育の原点とも言える史跡足利学校の歴史を今に生かすため、現代に甦る足利学校として、平成9年から大学教授など各界を代表する先生を講師とする『足利学校アカデミー』を開催しています。

本年度も日頃聞くことのできない著名な先生方の講演を通して、様々な視点から史跡足利学校の魅力・価値を知っていただける講座内容となっておりますので、ぜひお申し込みください。




詳しくは⇒令和7年度足利学校アカデミーが開催されます

史跡足利学校企画展日本初の絵本作家 居初つな​​​​​​​

居初つなは、江戸時代前期の女性向け教科書(往来物)を制作していた人物です。近年、居初つなが豪華な絵本(奈良絵本)や絵巻も制作していたことが分かってきました。しかも、絵本や絵巻の文字(詞書き)と絵の両方を担当していたのです。

本展では、居初つなが描いたかわいらしい絵を中心に、絵本・絵巻と往来物を紹介します。



詳しくは⇒『日本初の絵本作家 居初つな​​​​​​​

基本情報・アクセス

所在地
〒326-0813 栃木県足利市昌平町2338

電話番号
0284-41-2655

アクセス
JR両毛線足利駅から徒歩10分
東武足利市駅から徒歩15分
北関東自動車道 足利ICから10分

駐車場
太平記館 観光駐車場(無料)

営業について

参観時間
(4月~9月)午前9時~午後5時(受付は4時30分)
(10月~3月)午前9時~午後4時30分(受付は4時)

休館日
原則として、毎月 第3水曜日(祝日、振替休日のときは翌日)、年末(12/29~31)
その他、管理上やむを得ず臨時休館とすることがあります。ご来館の際は、直接足利学校へお問い合わせ下さい。
または、足利市ホームページ(史跡足利学校)をご覧ください。

参観料
(一般)個人:480円 団体:400円
(高校生)個人:240円 団体:200円
(小中学生(市外))個人:120円 団体:100円
※未就学児無料、障がい者の方は障がい者手帳のご提示で無料です(付添の方1名も無料となります)。
※Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)、PayPay(ペイペイ)等が利用できます。
※団体は20名様以上。


 

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