江戸時代には現在の家富町は、鑁阿寺の寺領として「寺家(じけ)」と呼ばれていました。
寺家とは、寺や堂塔そのもののことや僧や住職のことで、ひいては寺院の家人(けにん)の住むところをさすようになりました。
寺家では毎月決まった日に市が開かれ、近隣の農産物や仏具が売られ大変な賑わいを見せたといいます。
この“じけんち市”は、「寺家」の名称を取り入れ、地域コミュニティと観光客とのふれあいの場として、3月から12月までの第2日曜日に開かれます。
骨董品や衣服、採れたての野菜等が並び、多くのひとに親しまれています。