金山神社例大祭(ふいご祭)    南部地域

昔ながらの鍛冶技法の伝統を後世に伝える貴重な儀式「吹子祭」が、足利市福富新町の鉄工団地内の一角にある金山神社で厳かに行われます。この神社の祭神は、鉱山・金属業を司る神様である金山彦命(かなやまひこのみこと)であり、本宮は岐阜県垂井町にある南宮大社です。大正13年に当時の関係者が、そのご分体を足利市伊勢町の飯成神社境内に祀りましたが、その後、昭和49年に現在地に遷宮しました。

毎年12月、年1回の大祭では、古式に則る鍛錬式を行います。“ふいご”で火を起こし、灼熱した鉄棒を鍛冶の鍛錬により輪となし前年の輪と繋げて鎖として神社に奉納する式で、ふいごまつりと呼ばれています。昔ながらの伝統を後世に伝える意義深い儀式です。

鍛冶職にとってもっとも大切な鞴(ふいご)に感謝し、鉄工の神様に鉄工関係者の安全と繁栄を祈願します。
足利鉄工協同組合・鉄工団地協同組合員から選ばれた5人の鍛冶鍛錬者達(奉行:見分役。横座:親方[小槌をもち、指図する役]、先手2名:大槌により材料から形を作る役、鞴:炉の管理役)が烏帽子(えぼし)、直垂(ひたたれ)白装束をまとい、力を合わせてひとつの新しい鉄の輪を鍛え作ります。会場には「トンテンカン、トンテンカン」と金床に金槌を打ちつける音が響きわたります。20分ほどで鉄の輪が完成し、代々続く鉄の輪につなぎ、新たな鎖として神社に奉納します。
基本情報・アクセス
開催日
12月8日 ※毎年同日に開催(8日が土日に該当する場合は金曜日)
■大祭挙行(式典・奉納) 10:00~ 
※令和4年の開催について
9/11時点では開催の予定ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために縮小開催や中止になる場合があります。また一般の方のご見学はご遠慮いただく場合もありますので予めご了承ください。


開催場所
金山神社(福富新町726、足利鉄工団地内)

電話番号
0284-42-7545 足利鉄工業協同組合事務局(足利商工会議所北事務所内2階)

アクセス
東武伊勢崎線足利市駅より車で約10分
JR両毛線足利駅より車で約15分
北関東自動車道足利ICより約20分
東北自動車道佐野藤岡ICより約30分

駐車場
乗用車8~10台
 
2024年3月

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